株式会社 秀電社

技術を磨くとは、人を磨くこと – 2025年度 技術競技大会レポート – 2025年10月20日 月曜日

2025年9月20日、秀電社本社にて「技術競技大会」が開催され、実技競技とプレゼン競技の二つの構成で行われました。

主催・運営は社内の技術向上委員会。秀電社にとってこの大会は、単なる技能競技ではなく、社員が自身の技術を検証し、施工精度・安全意識・判断力・説明力を総合的に磨くための社内プログラムです。公共施設や生産設備、上下水処理施設など、多様なインフラ工事を担う当社において、この取り組みは「品質を社内文化として保持するための制度」と位置づけられています。

社会を電気工事・機械設置工事・設計で支える秀電社の技術力の維持・向上の秘訣とは・・?

みなさん、こんにちは。SHUDEN,ON TIMEです。

 

【1】実技競技 – 技術の精度を「再定義」する場 –


実技競技では、工事部・機工部の若手社員が参加し、7種目の競技が行われました。
目的は、現場技術の標準化と再現性の確認にあり、主任クラスが模範を示し、若手社員がその手順を再現する形式で実施。

各競技は、日常業務で最も頻度の高い作業を抽出し、制限時間・安全条件を設定した上で行われます。作業の正確性はもちろん、作業手順・安全動作・段取りの一貫性までを評価対象としました。

🔻競技内容

項目 意図
 オートレベルによる架台レベル調整  測定精度と補正判断力の検証
 ロープを使用しての荷締め  輸送安全・結束強度・固定位置の安定
 プルボックス レイアウト墨出し・穴あけ加工  寸法管理・干渉回避・加工後処理
 アンカー打設作業(金属系)  下地条件への対応・出来形の整合性
 コーキング処理  端部仕上げと止水性能の均質化
 番線縛り  仮設固定・仮支持の安定性
 ケーブル8の字巻き(昨年の振り返り)  作業癖の修正と作業効率の最適化

実技の設計思想は「速さ」ではなく「精度」。全員が同じ環境で手順を実施し、個人差よりも再現性を重視します。先輩の技術士が一つひとつの動作を説明しながら若手がそれらを再現する姿は、秀電社が長年続けてきた教育と品質管理の一体化を体現していました。

 

「短時間で正確に仕上げる人は、まず確認を怠らない。止まる力が精度を生む。」この競技の蓄積が、翌日の現場で事故のない段取りを可能にしています。

 

 

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