株式会社 秀電社

事故ゼロを仕組みに。2025年度・安全大会レポートと秀電共栄会第六期総会 2025年7月27日 日曜日

◉熱中症対策:法制化に対応する企業姿勢


今年の講話では、AIG損害保険の講師を招き、熱中症対策の法制化と企業責任についての解説やシミュレーションが行われました。

主な要点は、WBGT値の常時計測と作業判断基準の導入、作業員の体調自己申告・チェック制度の設計、冷感ユニフォームやシェード設備など、設備面での支援策。秀電社ではこれらを複数の現場で実装しており、安全管理が制度設計と実運用の両面から成り立っていることの再確認にもなりました。

 

 

◉共栄会総会:協力会社との水平連携


午後に開催された共栄会第六期総会では、正会員・準会員・秀電社の計34名が参加し、第五期活動・会計報告、秀電社および各会員企業による安全品質報告、合同パトロール実施結果と今後の連携計画、第六期活動計画・予算案の審議および決議が行われました。

加えて、イベント参加率向上・親睦制度の整備・表彰制度の見直しなど、ソフト面の施策も複数提案され、人的ネットワークと安全文化の両立を目指す動きが見られました。

 

 

◉安全は「理念」ではなく「運用構造」である


安全に関する取り組みは、スローガンや理念だけでは不十分です。実際に効果を発揮するためには、点検の標準化・不具合報告のルール・改善提案の仕組みといった、日常業務に直結した運用構造としての安全管理が不可欠となります。

秀電社では、この運用構造を社内・現場・協力会社の3層で構築し、循環可能な安全文化として定着させることを目指しています。

 

 

安全対策の本質的意義

安全対策は、作業者自身の命と健康を守るために欠かせないものです。しかし、その意義はそれだけに留まりません。事故が発生した際、当事者は「被害者」であると同時に「加害者」にもなり得るという現実があります。

例えば、点検を怠った機材が原因で第三者が負傷した場合、本人にとっては「予期せぬ事故」であっても、法的・社会的には「防げた事故」と判断される可能性が高いのです。

つまり、安全対策は「自分を守るため」の行為であると同時に、「他者を傷つけないための責任行動」でもあります。この視点を持つことが、現場における本質的な安全意識の出発点となります。

こうした理解に基づき、個人の注意喚起に留まらず、社内・現場・協力会社の三層にわたる運用構造として安全文化を定着させることが重要だと私たちは考えています。これにより、作業者自身を守ると同時に社会に対する責任を果たす企業姿勢を明確に示すことができます。

秀電社の安全大会と共栄会総会は、安全を「掛け声」から「実践可能な仕組み」昇華させる組織的な取り組みの一つ。

 

回を重ねるにつれて議論や意見交換も活発になり、開催の意義が高まって行っています。

 

SHUDEN,ON TIME。

 

それでは、また。

 

 

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