技術を磨くとは、人を磨くこと – 2025年度 技術競技大会レポート – 2025年10月20日 月曜日
【2】プレゼン競技 – 10年後の自分が働き続けたい会社とは –
今年の競技会で初めて「プレゼン競技」を採用し、午後に営業部・設計開発部・経営管理部による社内プレゼンが行われました。
テーマは、「10年後の自分が働き続けたいと思える会社とは?」。
各チームは、業務で培った経験をもとに「理想の職場像」を構築し、内容は理念論にとどまらず、人材育成・働き方・顧客満足・業務効率など多面的な視点で整理されていました。
あるチームは「ワークライフバランス改善」を提案し、別のチームは「社内コミュニケーション活性化」を構想。プレゼンでは、課題と解決策を数値で示し、業務プロセスの改善効果を説明する場面もありました。
この競技は、単に発表力を鍛える場ではなく、各担当者たちが自らの業務を言語化し、経営・組織に対して「構造的に説明する力」を育てるためのもの。社員一人ひとりが自分の役割を「会社を維持する仕組みの一部」として捉え現場技術とマネジメントの間にある翻訳の役割をも担う、秀電社らしい教育施策といえます。
【3】技術は信頼を提供する行為
開会式では、代表の秀嶋が次のように述べました。
「秀電社の仕事はサービス業で、技術は単なるスキルではなく、お客様に安心を届ける 価値のある 行為です。」
技術を持つ目的を「信頼を得るため」と定義し、つまり「技術とは顧客に説明できる構造を持ち、再現可能であること。その精度が、結果的に社会的な安心につながる」という考え方です。また、プレゼン競技については「考えを正しく伝える力は、仕事の品質を高める要素の一つ」と述べ、報告・相談・提案における伝達の質を技術力の一部と位置づけました。
この講話の内容は、秀電社の教育体系そのものに直結しています。「技術を磨き、段取りを整え、説明責任を果たす」この三つを一体で考える仕組みが、会社の持続的な信頼を支えています。
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