災害復旧工事を引き受ける、覚悟。~令和2年7月豪雨の爪痕に対峙するということ~ 2020年12月22日 火曜日
■ 現在も大きく残る豪雨の爪痕。
2020年7月、九州中部に甚大な被害をもたらした未曾有の豪雨は、皆さんの記憶にまだ新しいと思われます。
この豪雨は長期間梅雨前線が本州付近に停滞し、大量の水蒸気が九州の中心部に集まりやすい状態が続いたことで、多数の線状降水帯が発生。中部・南部では4日未明から朝にかけて局地的に猛烈な雨が降り、気象庁は大雨特別警報を発表する事態となります。
大規模な線状降水帯が発生して起こった「戦後最大規模」と言われる豪雨は、河川流域に氾濫による壊滅的な被害をもたらし、犠牲者の数は65人に上るものでした。
※取材時に残っていた氾濫時の水位を表す漂着物。
※現在の水位と、氾濫時に右上の漂着物の高さまで上昇した水位の差。市街地の広範囲が浸水し、4.3mの高さまで及んだ場所も。
あれから3か月、私たちが取材を行った2020年10月時点でもくっきりとその爪痕が残っていました。高齢の方が多く住むこの街は、このコロナ禍でボランティアの数も制限され、復旧にはまだ程遠い状態です。
そこに暮らす街の人々は、自分たちの生活を元の状態に戻せるよう、毎日必死で片付け等を行っています。人々の記憶から消えかけようとしている場所に、今でも目を背けてはならない現実が、止まった時間と共に存在し続けていました。
皆さんこんにちは。SHUDEN,ON TIMEです。
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