災害復旧工事を引き受ける、覚悟。~令和2年7月豪雨の爪痕に対峙するということ~ 2020年12月22日 火曜日
■ 安全に、最速で完遂すること。それだけを目掛けて。
災害復旧の業務は簡単に引き受けることはできません。
なぜなら普段の工事の環境とは全く異なった状態で行われるため、現状を目の当たりにして精神的に負荷がかかることがあったり、時には危険な場面に遭遇したり、技術力だけではなく様々な状況に耐えうるメンタルもスキル同様に必要とされるからです。
目を背けたくなるような大災害の爪痕に対峙する時、何よりも必要とされるのは、これらを引き受ける「覚悟」だということを、私たちは知っています。
※河川の氾濫で水底に沈み、水圧によって破壊された鉄の扉。
今回秀電社が携わっている復旧工事も年単位での長期的な工事になる事が予想されており、元の澄んだ美しい川や風情がある街並み、そして町の人たちの生活が戻るには数年かかると言われています。それまでその地域に住む方々は不便を強いられながら、心の痛みとも戦いながら生活をしなければなりません。一日も早くここで暮らしている人々に笑顔が戻るよう、私たちは「持てる全てで挑む」ただ、それだけです。
昨日食べた夕食のことすら思い出せなくなるほど情報過多な時代ですが、報道の藻屑として消されそうな「被災地で苦労されている方へ思いを寄せること」の大切さを改めて気付かされた取材でした。
今回は、被災地での工事のことをお伝えするだけではなく、ご覧くださっている皆様の、思いやりや助け合い、防災への意識を今一度考える機会にしていただけたらと思い、記事にさせていただきました。
※この地域では現在も義援金の募集を行っており、詳細はこちらからご覧いただけます。
それでは、また。
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