「つい、うっかり」が数百万円?!果たしてその原因とは・・・ 2020年3月2日 月曜日
■ポンプを故障させた真犯人は・・!!
故障が発覚したポンプを引き上げて新しいポンプを設置し、その新しいポンプが問題なく設置されているか、また正確に動作するか細かく慎重にテストを行い、少しでも早い復旧を目指します。
同時に古いポンプの故障原因も調査していると、何かが詰まって故障していたことが判明しました。
そのポンプを故障させた真犯人は・・・
ポンプの中(奥)の方にぼんやりと写っている、この「白いモップのような物」でした。これがポンプに詰まり故障させていたのです。
このモップのような物は通常では流れてくるようなものではありません。故意にではないにしろ誰かの「つい、うっかり・・」で流されたものが詰まり、取替修繕工事が必要な事態にまでなってしまっていました。
また、ポンプ自体はサイズや種類によって金額も様々ですが、これを取り換えるために関わった全ての人やモノの経費を合算すると数百万円に上ります。そして当然の如く、それは私たちが収めた税金から支出されているのです。
工事に携わった電気工事技術士たちは、勿論業務はきっちりと完遂させるのですが、正直なんともやるせない気持ちにもなります。
日常生活で失敗してしまうことは誰にでもあります。しかしこの記事を読んでくださっている方や、その周囲の方々が、ほんの少し注意をしてもらえたり、このようなミスが起こらないようご自身でも心がけてくださったりすると、それは(お仕事が減ってしまいますが)私たちにとってやはり幸いなことなのです。
いろいろな物を水に流したくなることも時にはあります。でも、「つい、うっかり」で流してしまわれないように。今回は、そんなお話でした。
それでは、また。
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