福岡市立城南体育館リニューアルオープン!電気工事・機械設置工事の匠集団としての挑戦 2024年7月30日 火曜日
◉技術士として得た経験と学び
既存建築物の工事は新築工事と比べて難易度が高く、建設時の図面が古かったり、技術の進歩による設備の違いや既存設備との調整などが必要だったりと多岐にわたる課題があります。限られた工期の中で、安全性を最優先に、人員配置や進捗を随時確認しながらこれらの問題を解決していくのは容易ではありません。
その中で特に苦労したのは、スケジュールの調整でした。建築付帯の進捗状況に合わせて、機械の搬入や施工の日程を関係各社と擦り合わせる必要があります。例えば、ある設備の工事が遅れた場合、他の工事の開始が遅れるなど、各作業が連鎖的に影響するため、工事現場の意見と発注者の意見を取り入れつつ、調整を行うことが求められました。
私たちは諦めずに関係者との綿密なコミュニケーションを図り、丁寧に一つひとつの問題を解決していきました。施工方法の変更を提案したり、工期短縮のための新しい技術を導入したり、「誰もが提案しやすい環境」を作るアプローチが功を奏し、無事の引き渡しに至りました。
リニューアルされた城南体育館は、より快適で安全な空間へと生まれ変わりました。照明設備はLED化され、省エネ効果と明るさの向上を実現し、空調設備は電気制御システムを改修して効率的な稼働と快適な温度管理を実現。機械設備も最新のものに更新し、安全性と機能性を向上させています。
これらの設備更新により、城南体育館は
・環境負荷の低減
・ランニングコストの削減
・利用者の快適性の向上
という、様々なメリットを実現しています。
このプロジェクトを通じて、私たちもチームワークの重要性を再確認しました。
スケジュール調整の細かさや迅速なレスポンス、事前段取りの重要性など多くの学びを得ることができ、これらの経験は、電気工事士・機械設置工事士として更なる成長を目指す上でかけがえのない財産となっています。
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