株式会社 秀電社

後編≫今夏オープン予定の福岡市の福祉支援施設。電気の施工管理を秀電社がお引き受けしています! 2023年7月27日 木曜日

■ 全てを出し切った、最後の2ヶ月。

福岡市舞鶴庁舎は今年の3月に竣工予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で工期が3ヶ月延長されました。

一般的に「電気工事」はこのような新築の建物では、土台を作る土木工事、建物を建てる建築工事を経て、その後に電気工事が行われるため、電気工事のスケジュールは前段階の進捗に必然的に影響を受けてしまいます。

やや今昔感もありますが、コロナ禍は工事の延期・中止、資材の調達難や人材不足、それに伴うコストの増加、安全管理強化など、この現場だけでなく電気工事業界全体に計り知れないダメージをもたらしました。

具体的には、工事の受注減による経営の悪化、多くの国でロックダウンや輸入制限が実施され資材の調達が困難となり、必要な資材を入手できず工事の遅延や中止するケースが多発。更に資材の不足による価格高騰や人件費の上昇も追い打ちをかける結果に。

また感染者の増加による全国的な人手不足や、感染リスクが増加したことで安全管理や感染防止対策に多大な予算と工期の延長が必要となり、計画の大幅な修正を余儀なくされました。

工程の変更がある度に社内だけではなく協力会社の方々の調整も行い、迫る期限から逆算して関係各所に連絡、急ピッチの施工、と次々に柔軟な対応力が求められた今回の工事。

最後の2ヶ月は毎日が挑戦の連続でした。

主にこの工事現場を担当したのは中堅社員として高い経験値と技術力を持つTと、入社2年目でその実力を開花させつつあるY。

「街中での工事は土地の広さが狭いため、資材置き場の確保やそれに付随した大型トラックの出入りや順番、そのスケジュール調整が大変でした」と語るTは、施工内容や進捗だけではなく資材置き場やその搬入・搬出に関しても細かく調整し、今回の工事を乗り越えて来ました。

Yは「工期がどんどん圧迫されていく中で、人員の確保やクオリティのコントロールが大変でした」と語り、新人ながら責任感の強さと冷静な対応力で必死に喰らいついて行く日々が続きました。

 

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