後編≫ 再開する「博多祇園山笠」へ、来年は新駅から1分で ~こんなトコロに秀電社vol.8 破 ~ 2022年6月24日 金曜日
※この記事は〈前編≫再開する「博多祇園山笠」へ、来年は新駅から1分で ~こんなトコロに秀電社vol.8 破 ~〉の後編です。前編も併せてお楽しみください。
■ ベテランの技術士Sが挑み続けていること
多くの人たちが関わる巨大な工事現場では、他のセクションとの調整等で設計段階とは異なる局面が発生し、都度判断を求められる事も多々あります。秀電社は普遍的に「挑戦」を社是としており、ベテラン技術士のSが常に挑んでいることは、現場での様々な要求に臨機応変に対応すること。
例えば複数の配線やダクトと呼ばれる通気管を天井裏の狭いスペースに収納する工事で、工事後にその下部に照明器具を設置したいとのオーダーが入った場合、更にそこから数センチ単位で調整したり、時には大幅な変更を行ったりしながらしっかりとオーダーに対応します。
ダクトや大量のケーブル、ラック等を天井の高さが低い天井裏に収納するのは見た目以上に至難の業なのですが、ここは腕の見せ所。
※福岡市交通局のご担当者と行う綿密な確認。
「ダクトやラックを詰め込むだけなら誰でも出来るかもしれません。ですがこのような時は、図面通りに行くと干渉しそうな場所を先読みして調整したり、予算や工期を考慮したりしながら、現場で的確な指示を出せるよう動きます。
地下鉄は主要な交通インフラで多くの人が利用する場所のため、後にメンテナンスが発覚した時には早急に対応が出来るようでなければなりません。ですのでどんなに狭いスペースでも安全かつ美しく配置収納する事にここでは挑んでいます」とSは語る。
課題や難題に対しては経験と技術を駆使し、常に果敢に臨みます。
※そんな職人ぶりを発揮するSの仕事の欠片は、ホームの端から見える写真中央下部の四角い箱にも。
それでは最後に、新駅に採用されている「エコな取り組み」をご紹介させてください。
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