株式会社 秀電社

トイレの水を流すと環境問題に貢献できる福岡市!私たちのMIRAIの未来、とは。 2022年3月4日 金曜日

■ MIRAIの未来、とは。

On Time:この水素ステーションの工事で大変だった事はありますか?

秀嶋顧問:そうですね、高圧水素ガスを取り扱う現場ですので、電気機器を設置する場合には「防爆仕様」の機器を用いたり、配管接続部への注意が必要だった記憶があります。

On Time:それはどのような内容だったのでしょうか。

秀嶋顧問:防爆仕様の工事は照明一つ、配管一本にしても通常の設置工事とは少し異なります。高圧水素ガスが存在し、着火源の存在により爆発する恐れのあるエリアに設置する電気設備は、通常の使用状態でそれが着火源とならないように設置しなければなりません。配管工事は更に安全に溶接する技術が必要となるため専門職(資格保持者)の会社に外注し、私たちはそれに対応する施工管理を行わねばなりませんでした。

昔、空気・蒸気配管(ボイラ廻りの)工事は秀電社の自社員でやっていたので見識はありましたが、共に高度な技術力を求められるため神経を集中させて挑んだ工事でした。


※照明器具や配管の防爆仕様

On Time:本当に大変な工事だったのですね。では続いて社用車の「MIRAI」についてなのですが、FCV(燃料電池自動車)を所有するメリットやデメリットをそれぞれ教えてください。

秀嶋顧問:メリットとしては2つあります。一つは社会におけるメリットで、それはやはり「究極のクリーンエネルギー」で走る車であること、ですね。水素はこのプロジェクトのように下水を利用したバイオマス等、多様なエネルギーから製造可能で地球環境やエネルギーセキュリティにも貢献できるのがその素晴らしさですから。そしてもう一つは、私たちが責任を負う未来に対しての姿勢を見てもらえること、です。

On Time:確かにエネルギー問題は普遍的課題かつ今は更に環境問題も考えねばならない時代で「責任を負う未来」には様々な側面がある気がします。では逆にFCVを所有するデメリットは何かありますか?

秀嶋顧問:これは多くの方も仰っているように「充填場所が少ない」ので少し気を使わなければならない、現状これに尽きます。これはガソリン車やEVに比べていわゆる「スタンド」が圧倒的に少ないのでそこは不便さを感じています。でも水素ステーションを1基建設して運営して行くのにスタートで既に数億円のコストがかかり中々数自体が増えて行かない。

On Time:本当に現代社会に必要とされるべきものと思われますが、FCVの普及はインフラ整備との同時進行が望まれますね。国がどれくらい環境問題に対するコストとして捉えられるかがMIRAIの未来、そして問題解決への重要なアプローチになる気がします。

秀嶋顧問:はい。この水素ステーションから先の環境問題については、個人レベルでも、積極的に取り組んでいく課題だと認識しています。そして秀電社を現役で引っ張っている皆にも、電気工事は勿論環境問題や社会問題も含めていつでも何に対しても、チャレンジ精神を持って臨んでほしいと思っています。

On Time:常に挑戦し続けること、秀電社の伝統ですね。秀電社が明るくする「ミライ」も楽しみです!本日はありがとうございました。

秀嶋顧問:はい、ありがとうございました。

 


■ More 水素ステーション!

秀電社はここの他にも2箇所の水素ステーションの電気工事を担当させていただいています。それは古賀市と大野城市のENEOSのGASステーションにあり、共にインターチェンジ付近ですのでお近くに寄られて給油される際は是非ご覧ください。

ENEOS / Dr.Driveセルフ古賀店

福岡県古賀市久保1269-11
※福岡・九州内のENEOSで唯一水素を生成しているステーション。

ENEOS / Dr.Driveセルフ太宰府インター店

福岡県大野城市御笠川5丁目12-20

ステーションの責任者の方は「現状の水素ステーションは運用というより実証にまだ近いのかもしれません。ステーションの拡充は鶏が先か卵が先かの話になるかとは思いますが、先ずは知っていただくこと、から始めています」とお話をしてくださいました。

 

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