技術力の高さは熱中症の予防対策に?!私たちの全国安全週間での取り組みとは 2023年7月22日 土曜日
■ 安全大会で代表講話のトピックにも上がった「熱中症」について。
近年の異常気象による気温の上昇は、世界の年平均気温にさまざまな変動をもたらしています。特に1990年代半ば以降は高温となる年が増え続け、熱中症という深刻な問題が毎年のように取り上げられています。
熱中症とは、体温が上昇し、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能が正常に働かなくなることで、体温上昇、目眩、痙攣、頭痛など様々な症状を引き起こす病気です。判断は素人にとって難しいものですが、高温多湿の環境下では
・立ちくらみ
・筋肉のこむら返り
・体に力が入らない
・ぐったり感
・呼びかけへの反応の変化
・痙攣
・まっすぐに走れない歩けない
・体が熱い
といった症状は即座に熱中症を疑う要素です。
高温多湿の工事現場などで働く私たち技術士にとって熱中症は深刻な健康リスクの一つで、体温調節機能の障害(目眩や立ちくらみ、一時的な失神があり、体内にこもった熱が脳への血流を減少させ、脳そのものの温度が上昇すること)によって引き起こされますが、作業環境や個人の体調によっても大きく影響を受けます。
🔴予防策としては
・特に定期的な水分と塩分の摂取(理想は15分に1回)と、適切な休憩を行うこと
・送風機や冷却装置の使用
・遮光対策の実施
・適切な工具の選択や作業の分散
などが熱中症リスクを軽減するために効果的と言われています。
万一発症した場合には「初期症状を正しく認識」し「直ちに休憩し体温調節を行うこと」が重要で即座に対処する必要があります。
・まずは休憩
・涼しい場所に移動
・水分や塩分を補給
・湿布や冷却シートを使用して体温を下げる
※症状が重篤な場合は、速やかに医療機関への受診が必要。
熱中症対策は、管理者や技術士の意識啓発と教育が不可欠なため、技術士には熱中症リスクと予防法について正しく理解できる制度を作る必要があります。また定期的に見直しと改善を行うことも重要で、新たな予防策や技術の導入、効果的な休憩スケジュールの設定など、秀電社でも意識的に改善を図っています。
■ 熱中症対策に「技術力の高さ」が必要な理由。
電気工事現場における熱中症対策は、作業員の健康と安全を確保するために不可欠ですが、こまめな休憩を挟むと工事の進捗に影響が出てくるのも実際の問題の一つです。この健康リスクと工事の進捗という問題を同時に解決するために、私たち秀電社が地道に取り組んでいることは「技術力の向上」です。
睡眠不足にならない事や前夜に深酒を控えるなど「個人での健康管理」、これは大前提として、常日頃から「スピードと正確性=技術力の向上」つまり技術力の高さで「時間短縮=熱中症リスクの軽減」という課題にも挑んでいます。熱中症リスクを理解し、適切な対策を講じることで、安全な作業環境を確保するだけでなく、作業効率や品質の向上も期待されます。
管理者や技術士の意識啓発と教育を通じて、熱中症対策に対する正しい理解を深める取り組みも行い、定期的な見直しと改善活動、新たな予防策や技術の導入にも積極的に取り組んでいます。
今年も暑い夏になりそうです。
どうぞ皆様、ご安全に。
SHUDEN,ON TIME、
それでは、また。
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