2兎追うことで3兎を得る合同安全パトロール!「安全性と生産性」への秀電社流アプローチとは 2021年9月2日 木曜日
■ 常に高いレベルで求められる「安全性」と「生産性」の調和
工事の現場における「安全性」と「生産性」、この相反する2つの整合性は経営目標を達成する上でも普遍的課題と言えます。
製造業や建設業は死亡事故が発生する可能性もあるため、ネガティブな側面で「安全性」の責任を負う仕事でもあるのは確かです。その一方で「安全性」を第一優先事項としながら「生産性」の追求は必須。現実的に限られた時間と予算をオーバーしてしまうのも企業としては本末転倒と言えるので、私たち建設業界に携わる者たちは、ずっとずっとここに挑み続けています。
ですが、ここで私たちはあることに気付いたのです。「安全性と生産性」の二兎を積極的に追うことで、三兎目も得る事ができるのでは、という事に。
その具体的アプローチとして下記2点を軸に課題解決を図っています。
① 徹底した安全第一主義
② 協力会社(秀電共栄会)とのナレッジマネジメント
① 徹底した安全第一主義
「安全性」という概念は前述のように責任面でネガティブな側面を想起しやすいのですが、私たちは逆に「安全重視によるメリット」にも着目しています。それは「安全第一」というスローガンに「品質第二、生産第三」という続きがあるように、安全を重視すると、結果的に品質や生産性が連動して向上するという側面です。
例えば、夏であれば「スポットクーラーの設置」。これは安全管理上で熱中症対策として捉えられる事が多いのですが、安全かつ快適な環境に近付けることによって作業効率が上がり、結果的にコスト削減にも繋がります。
他にも「工事現場の清掃や衛生管理」の徹底を図ることで、工具等が何処にあるか一目分かったり、動線の確保ができたり、またそのことで作業性や動作性が向上してリスクの軽減にも繋げられたりもします。
② 協力会社(秀電共栄会)とのナレッジマネジメント
「秀電共栄会」で表されるように、異なった職種の協力会社の皆様と私たち秀電社の知見や経験を掛け合わせ、50年以上共有し続けている実績が秀電社にはあります。
今回の「合同安全パトロール」のように一社だけでは気づき難い箇所も、様々なプロの視点からの指摘やアドバイスを合わせることで、細部にわたり質の高い相互確認が可能になります。
そこでの発見や改良事案を「パトロール」や「総会」、「定例会」等で共有し、またこれらをアップデートすることにより、更に高品質な安全管理と高いコストパフォーマンスを提供し続けられています。
安全性と生産性という相反する課題の解決は、徹底した安全第一主義と経験、そしてナレッジマネジメントがもたらすことを私たちは知っています。
とは言え勿論容易な事ではありません。ですが、その二者を両立させる事により、関係者の笑顔や感謝という三兎目を手に入れることができることも、私たちはまた知っているのです。
■安全性というコア。私たちなら一緒にできます。
「安全第一」には常にリスクが潜在することも意識し、経営方針が各工事現場の安全・衛生活動を実現できるように、安全管理には細やかな指導が必要とされます。
秀電社では創業より安全性というコアに関しては意識を徹底するイズム的なものが技術士たちに根付いており、「慢心を徹底して排除する厳しさ」が、クライアントの皆様が安心して私たちに工事をお任せくださっている理由となっているようです。
そしてその一つ一つがまた実績となり、現在も継続したお取引をさせていただいています。
細かい気づきや気配り、即ち安全性と生産性を「意識の徹底」と「解像度の高い状況判断力」で両立させること、それが秀電社流のアプローチです。
同じ方向を向き、これからも一緒にお仕事をさせていただけると幸いです。
お仕事のご相談などございましたら、こちらからお気軽にご連絡いただけます。
それでは、また。
≪参考≫
※「水の世界地図」(東京大学生産技術研究所 沖教授監訳)
※大刀洗配水場 (福岡県三井郡大刀洗町大字下高橋3653番地)
県南企業団より受水した水道水をポンプ圧送により、大刀洗町、北野町および小郡市の南部東部へ配水する施設。
※「安全第一」という言葉のルーツ
「安全第一」というスローガンは1900年代初頭のアメリカで、当時の鉄鋼王USスチール社の社長エルバート・ヘンリー・ゲーリー氏によって提唱された「安全第一、品質第二、生産第三」が省略されたもの。労働災害が多発した不況の時代、安全性よりも生産性が重視された「生産第一・品質第二・安全第三」の方針を抜本的に見直し、方針変更後は労働事故や労働災害が一気に減少、更に景気の後押しを受けて品質と生産性も向上、この画期的発明と言える「安全第一」は瞬く間に全米から世界中に広まりました。
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