【前編】『人類が造る最も大きな構造物』で活躍する電気工事の技術士たち! 2019年10月1日 火曜日
■ 1cmの誤差が莫大な差に。
今回秀電社が担当したのは、大分県日田市と熊本県阿蘇郡小国町にまたがる下筌(しもうけ)ダムと、そのすぐ下流にあり一帯運用されている松原ダムの「水位計測器の試験点検」業務。国土交通省管轄の2つのダムを、防災インフラのF社、日本を代表する水位計メーカーのT社と共に点検しました。
水位観測はダムや河川や海等様々な場面で行われており測定方式も多種多様。その中でも「ダム」は流域面積が広く、1cmあたりの水位変化が貯水量に大幅な影響を与える事から、水位計には高精度な計測が求められます。そこでその精度維持の為に計器類の定期点検が必要となってくるのです。
ダムの堤体(堤防)の天端から約70メートル下の水面にある水位計を人力で引き上げ、水位計自体が正常に稼動しているか、管理事務所への通信が正確に行われているかなど緻密な確認を行います。
そして引き上げ時には必ずメンテナンスも。
一度引き上げた水位計を再び天端から下の画像にある目盛り横の配管を通して水面まで戻すのですが、ダムの堤体に沿いながら中で詰まらないよう慎重に下ろさなければなりません。
一見容易に見えるかもしれませんが、実際には力も繊細さも求められます。
今回は個々の技術力と現場のチームワークで、予定していた工程よりも早く終了することができました。
確かに巨大なダムという構造物の中で、私たちが担当している工事はほんの一部分なのかもしれません。
ですが与える影響はその河川域で暮らす何十万という人々の生活に及ぶため、それだけのクオリティが当然に求められます。
それでも。
無事にやり遂げた後に見える景色はやはり特別で、自分に自信を持つこともできます。
「自分の人生に誇れるものが欲しい」
もし、あなたがそのように思われていたら、
私たちと一緒に働いてみませんか?
それでは、後編 へ。
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