日本人の8割が誤った理解?「ISO」の本質について ~ISO認証を通して実現したいこと~ 2021年12月10日 金曜日
■ 記憶に新しい「ISOバブル」は何故起こったのか?
今から20程年前、建設業界に衝撃が走りました。それは当時の建設省(現国土交通省)が、ISOが1987年に発行した、企業経営や業務運営(マネジメント)についての国際的な標準化規格、いわゆる「ISO9001」の取得を建設業界に強く推奨した事に端を発します。
それは官庁が公共工事を発注する「建設業者を評価するシステム」に、その標準化規格(ISO9001)の認証があると評価にポイントが加算されるというものでした。
国からの仕事を受注するために先ずは大手メーカーが取得し、次に下請の地場大手企業、そして協力業者等の中小企業へ、といったように資格取得の波が広がり、この仕組みは日本でISO規格の認証の普及に大きな弾みを付けていくことになりました。本来製造業向けの品質管理規格のはずが、当時認証された会社約35,000社のうち約13,000社を建設業の会社が占めるといった事態に発展。これが2000年代初頭の「ISOバブル」が起こった理由です。
しかしこの広め方と広まり方は後々にISO認証取得への躊躇や、ISO離れの原因にもなっていきます。
当時の秀電社も官庁や大手メーカーと取引をさせていただいていたため「ISO9001」を取得しましたが、取得してからの道も決して平坦ではなく、そこには多くの苦労もありました。
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